株式会社グーン「みなとオフィス」は、「アップサイクル」をメインコンセプトとして、私たちが考えるリサイクルの在り方をオフィスデザインに落とし込みました。古い物や廃棄されるものを機械的に再生するだけでなく、アイデアを注ぎ込むことによって、今までとは違う価値を見出し、新たな息吹を与えていきました。
お客様をお迎えする受付カウンターから、山下公園を望む会議室エリアまでは、廃材を利用して自由な発想でアーティストが創りだした壁面アートやテーブル、カウンターが並び、様々な国々、年代のビンテージ家具が自由な発想でレイアウトされています。お客様もスタッフも自由な発想で、空間を使うことにより、クリエイティブな会話が弾むことを期待しています。
またこの空間は、オフィス機能としてだけでなく、アーティストやクリエーターのイベントやワークショップを開催し、多目的・多機能な空間としての使用も想定されています。ここでは、物のアップサイクルに留まらず、さまざまな「事」のアップサイクルも生まれる場となる予定です。このオフィスは、私たちのリサイクルに対する考え方を体現化する場として、今後も成長を続けてまいります。
受付カウンター/古い木材に自然素材を染み込ませています。
テーブル@芝生エリア/古い木材に自然素材を染み込ませています。中央のガラスのオブジェの中は、家庭用の蛍光灯を再利用し、ガラス部分は、強化ガラスをクラッシュさせて、樹脂を混ぜて光るオブジェに生まれ変わりました。
壁面世界地図オブジェ/鉄や銅管でアウトラインをつくり、その背景には様々な素材が飾られています。徐々に出来上がる全体のデザインをベースにして、最終的に はこの場所のバイブレーションを感じながら制作されました。
世界地図は、実際の地図上に境界のない、此処だけの「いばしょ」を配置して行く予定です。個人の想像力が、他者や場と重なり合うことにより、これまでの境界や制約上に、いかに予想を超え、自由な豊かさに展開するか。豊かさの「いばしょ」さがしでもあります。
ビンテージ家具/みなとオフィスのビンテージ家具は、時代やエリアにとらわれることなく、自由な発想で様々なスタイルを持った家具がレイアウトされています。